これら全てを駆使して検査するわけではありませんが、あると何かと頼りになる道具たちです。
※1 レーザー機器について。
フローリングの床というものは本来、鏡のように真っ平らというわけではなく
何ミリかの範囲内で波打っていますし、下地のクッション材のために沈み込みもあります。
そこにレーザー機器を立てて計測しても、場所により異なる数値が出てきます。
また、床勾配は一般に3/1000までが許容範囲とされています。
生活に支障をきたすような大きな瑕疵でない限り、
ミリ単位での誤差をあげつらう必要は無いと考えます。
※2 ホルムアルデヒド等の検査について。
ホルムアルデヒドなどの化学物質の残留値を測定するためには
まず部屋のすべての窓を30分以上開放し、部屋の空気を換気します。
その後、部屋を5時間以上閉め切ります。もちろん人は入れません。
それから測定機器を設置して測定します。(厚生労働省指針による)
内覧会の場で実施するには現実的ではありません。
過敏症などのためどうしても心配な方は、実際に使用する家具やファブリックスを
部屋内に搬入してから検査することをお勧めいたします。
以上の理由から、レーザー機器による測定と化学物質の検査は行っておりません。
内覧会の場で出来ることはあくまでも内装と設備の一部のチェックであることを
ご承知おき下さい。